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プロジェクトピックス

第27回全国都市緑化ならフェア /奈良県河合町
DATE|H20~22
PLACE|奈良県 河合町
CLIENT|第27回全国都市緑化ならフェア実行委員会、他
CONTENTS|基本計画・基本設計・実施設計
造園作品選集2012 掲載
2011年 ランドスケープコンサルタンツ協会賞 特別賞
平城遷都1300年の節目にあたる平成22年秋に奈良県の県営馬見丘陵公園をメイン会場として開催されました。墳丘・樹林・ため池及び会場から望む「大和青垣」などの既存の景観資源を活かすことで、奈良の持つ風土景観に気づき、まちづくりや環境づくりのための花と緑のもつ多彩な魅力を引き出すと共に、既存の公園施設や樹林、さらに県内花卉産業等の「県内ストック」を活用することで花と緑のまちづくり活動の拠点として奈良のお新たな魅力をより一層引き出すことに留意しました。

メイン会場は、地理的特性等から『5つのゾーン』で構成しました。花と緑と人が集い繋げる場として“大和青垣”を背景にした奈良のおおらかな景色と出展展開による『集いの丘』、球根生産量日本一を誇るダリアによる象徴的な空間と、出展展開と花を通した協働・交流による次代の奈良に繋ぐきっかけづくりの場となる大花壇を展開した『花の都』、『賑わいの広場』は、もてなしの花修景や、飲食・物販等で賑わうエントランス空間、花と緑の展示や情報提供により来場者を迎える空間となりました。
『未来の華』では出展参加の草花が競演し、草花の持つ多様な魅力を引き出すことによって多彩で感動的な花風景を展開し、これからの“まちづくり”“環境づくり”の為の提案を行いました。最後に既存の良好な景観が残る『はじまりは奈良』では“森”“野・野辺”“水辺”けいかんと、万葉の歌に登場する植物で構成する奈良らしい風景庭園や、県下の花人によるもてなしや、きっかけづくりの場を創出しました。

ならフェアは「日本文化の原点」に連なる花と緑の文化の価値を再発見・再認識し、“花の都 奈良づくり”の推進力として多くの県民をはじめ、市民団体・企業・県内市町村・関係機関等の三画・協働のもとに実現したものです。58日間で43万人の来場者があり、大変好評を頂く事ができました。
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