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プロジェクトピックス

チェルシーフラワーショー2001 「A Real Japanese Garden」/イギリス
DATE|H13
PLACE|イギリス
CLIENT|デイリーテレグラフ Japan2001 日本庭園出展委員会
CONTENTS|設計・施工監理
Chelsea Flower Show 2001
Gold Medal & Best-in-show


平成14年度 日本造園学会特別賞
「世界に向けた日本の庭園技術・芸術の情報発信への貢献」
この庭園の展示目的は、庭園やこれにまつわる日本文化を、イギリスをはじめとするヨーロッパの人々にできるだけわかりやすく紹介し、可能な限り理解してもらうことにありました。一口に日本庭園といってもさまざまな切り口がありますが、“ショー”であり鑑賞が中心であることから、庭園そのものの形態による「様式」及び「変遷」を軸に展開する展示内容とすることが適切と考えました。このため、古代から現代にも見られるさまざまな様式の中で、「池泉式」「枯山水」「露地」の三つの様式とその変遷を紹介することが、わが国の庭園の大要を表現するにふさわしく、かつ理解されやすいのではないかと考えました。
もちろん、池泉廻遊式や平庭、築山という区分・様式もありますが、これは、技法上、上の三つの様式の内に表現し得ることですし、また敷地条件(23m×11mの長方形)からしても、この三つの様式に焦点を当てることが適切だと考えました。そこで「池泉式」から「枯山水」、「枯山水」から「露地」へと時代を追って影響を与えてきた(言い換えれば伝統を受け続いできた)日本庭園の歴史・変遷と、これにまつわる建築、工芸、書道、華道等の文化も合わせて紹介することにしました。
なお本作品は、福原成雄氏(大阪芸術大学)、武田純氏(ウッズプランニング)と吉田昌弘((株)空間創研)の3者のコラボレーションによって設計及び施工監理が行われました。

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