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プロジェクトピックス

安満遺跡公園/高槻市
DATE|H26
PLACE|大阪府高槻市八丁畷町
CLIANT|高槻市 
CONTENTS|基本構想・基本計画、基本設計(史跡エリア)
 高槻市の都心にある旧京都大学農学部附属農場を含む約22haの総合公園であり、その内の約14haは、弥生時代の集落遺跡として、国史跡安満遺跡に指定されている。
 史跡指定地は文化庁の助成制度を活用した史跡公園整備、史跡指定地外の約8haはUR都市機構の防災公園街区整備事業(防災公園事業)を活用した防災公園整備として、2つの事業が役割や制約を補完し相乗効果を生み出しながら一体となった市の新たなシンボルとなる公園として、「安満遺跡公園整備構想」を学識者経験者・市民等多様な参画のもと、“市民とともに育てつづける公園”をコンセプトに計画し、2021年3月に全面開園を迎えた。
 「安満遺跡公園整備構想」では、国宝級の史跡安満遺跡と長年市民に愛されてきた京大農場の歴史資産の融合、加えて、活発な市民活動を背景に、そうした活動の場として、しっかりつくり込む場所と、今後のためにつくり込まない“フルメイド・ハーフメイド” という考え方を取り入れ、市民とともに公園を育てつづけることを公園の理念とした。
 
 中心市街地に近い西側の都市的空間、史跡指定地を含む中央・東側の歴史資産空間に分け、メインエントランスからのビスタを活かすとともに、弥生時代から変わらない景観として安満山への眺望などの見通しを確保した施設配置を行い、周辺の街並や鉄道の車窓からも大きなインパクトを与える新たな修景景観、環境を創出した。
 都市的空間は、公園事務所や市民活動拠点、民間事業者による「こどもの遊び施設」等が入った本公園の中心となるパークセンターや人工芝広場等を配置している。
 歴史資産空間は、当時の遺構を保存しつつ地形を再現し、来園者が直接触れることをテーマに、居住域の環濠を人工芝の土塁と白砂利で表現し、長年、市民に親しまれてきた農場建物群(国登録有形文化財)は、レストランや歴史展示館、体験館等にリノベーションした。生産域(水田跡)では、市民活動により古代米栽培が行われ、2500 年前に重なる稲作の風景が創出されている。
 開園後、想定を上回る来園者で大いに賑わい、数多くのイベントや市民活動が繰り広げられている。
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