「花の回廊」「鴨川公園再整備」/京都市
DATE|H4~H21
PLACE|京都市
CLIENT|京都府京都土木事務所
CONTENTS|基本設計・実施設計
造園作品選集 2002 掲載
鴨川は京都の都市の骨格を成すと共に、「山紫水明」といわれる京都の都市景観の基盤であり、象徴でもあります。また、鴨の河原は数々の歴史の舞台ともなり、様々な芸能・文化を生み、育んできた。計画、設計にあたっては京都の風土・歴史・文化を踏まえ、古からの人と鴨川の豊かな関わりの継承を図りつつ、現代における人・鴨川・都市のより豊かな関係を創り出すことを目指しました。
設計における基本的な方針としては、①鴨川が創り出す景観の骨格を維持し、歴史的な景観を継承するとともに、自己主張をおさえたデザインとしつつ、新たな京の景観を創り出す。②現代の河原といえる高水敷を市民に開放されたスペースにふさわしい空間とする。以上の2点に留意しております。
設計プロセスとして、「花の回廊」は環境整備のみのとどまらず、護岸改修(別途設計)も含めた治水整備でもありました。よって、鴨川の場合景観面からの課題も大きいのものであるため、造園(ランドスケープ)の視点による空間構成、デザインを土木技術によりサポートするという形で計画、設計は進められました。
整備手法としては、「花の回廊」と「鴨川公園」では、華やかな空間と周辺に溶け込んだインパクトの少ない空間づくりというように、周辺状況の違いから異なる空間づくりとしています。しかしながらともに構造物の見え掛かりを抑え、出来る限り緑による柔らな景を創り出すこととしました。「花の回廊」では低水部に緑を取り入れる緑化舗石の設置、二段護岸、高水護岸天端のラウンディング等。「鴨川公園」では、低水護岸際の芝生のラウンディング、緩やかな地形づくり等を行っています。鴨川は京都の都市の骨格を成すと共に、「山紫水明」といわれる京都の都市景観の基盤であり、象徴でもあります。また、鴨の河原は数々の歴史の舞台ともなり、様々な芸能・文化を生み、育んできた。計画、設計にあたっては京都の風土・歴史・文化を踏まえ、古からの人と鴨川の豊かな関わりの継承を図りつつ、現代における人・鴨川・都市のより
豊かな関係を創り出すことを目指しました。
設計における基本的な方針としては、
①鴨川が創り出す景観の骨格を維持し、歴史的な景観を継承するとともに、自己主張をおさえたデザインとしつつ、新たな京の景観を創り出す。
②現代の河原といえる高水敷を市民に開放されたスペースにふさわしい空間とする。以上の2点に留意しております。
設計プロセスとして、「花の回廊」は環境整備のみのとどまらず、護岸改修(別途設計)も含めた治水整備でもありました。よって、鴨川の場合景観面からの課題も大きいのものであるため、造園(ランドスケープ)の視点による空間構成、デザインを土木技術によりサポートするという形で計画、設計は進められました。
整備手法としては、「花の回廊」と「鴨川公園」では、華やかな空間と周辺に溶け込んだインパクトの少ない空間づくりというように、周辺状況の違いから異なる空間づくりとしています。しかしながらともに構造物の見え掛かりを抑え、出来る限り緑による柔らな景を創り出すこととしました。「花の回廊」では低水部に緑を取り入れる緑化舗石の設置、二段護岸、高水護岸天端のラウンディング等。「鴨川公園」では、低水護岸際の芝生のラウンディング、緩やかな地形づくり等を行っています。